データベース応用―データモデリングから実装まで― 

書籍情報
シリーズ名未来へつなぐ デジタルシリーズ 【34】巻
ISBN978-4-320-12354-0
判型B5 
ページ数284ページ
発行年月2016年08月
本体価格3,200円
データベース応用 書影
データベース応用

 本書は,本シリーズ26巻『データベース』のシステム実装に関する部分を掘り下げ,データベース業務システムの実装の演習を行うことを目的としている。一方,本書で,データベース業務システム実装をまず学び,その後,本シリーズ26巻『データベース』で,より広くデータベース全体を学習することも可能である。

 本書の対象者は,大学理系学部の学生だけでなく,大学文系学部の学生や社会人など,多くの読者を対象とする。すなわち,システムを開発する立場,システムを利用や発注する立場などを広く対像としている。企業のシステム開発には,そのシステムの業務を知る利用者の参加を求められることが多く,大学文系学部の学生や社会人が本書を学習する意味は大きい。

 本書の特徴は,次のものである。
(1)身近なカジュアルウェアショッブを想定した商品販売という具体的なシステムを事例として,データモデリングから開発,運用までの一連のプロセスを学ぶことができる。
(2)演習で利用する開発環境は,理系学生向けにMySQL (MySQL for Excelを含む)を,文系学生または社会人向けにマイクロソフト社のMS Accessを使用しており,スキルや目的に応じた学習が可能となっている。
(3)各章末には,演習問題を配置しており,本文の理解を深めることができる。また,第15章には,本文の例題とは別のシステム開発を課題とする総合演習問題を提供して,知識の定着を図っている。

関連コンテンツ

はじめに(pdf)
詳細目次(pdf)
動作確認データ.zip
本文記載のシステムを動作確認するためのデータです。 これは,演習の時に,対応するデータを一々打ち込む必要がないようにしたものです。 詳しくは,フォルダ内のReadMe_動作確認データ.txtをご覧ください。

目次

第1章 データベースとは
1.1 データベースの目的
1.2 データベース管理システム(DBMS) が実現する機能
1.3 データベース操作のための機能
1.4 データベース管理システムの種類
1.5 例題業務の説明
1.6 本書の流れ
1.7 本書での演習環境

第2章 リレーショナルデータモデル
2.1 データベースとリレーショナルモデル
2.2 リレーショナルモデルの構成
2.3 標準言語としてのSQL
2.4 SQLの基本機能
2.5 ビュー

第3章 データモデリング
3.1 データモデリングとは
3.2 データモデリングの手順
3.3 実体関連図(ER図)
3.4 実体の抽出
3.5 関連の設定
3.6 属性の設定
3.7 業務の視点でのデータモデルの完成
3.8 データモデルの確認作業

第4章 データモデルパターン
4.1 データモデルパターンとは
4.2 1対多
4.3 1対1
4.4 1対多の連鎖(1対多対多)
4.5 1対多対1
4.6 多対1対多
4.7 多対多
4.8 集計値をもつ実体のパターン

第5章 正規化と最適化
5.1 正規化
5.2 正規化の反映と多対多の解消
5.3 最適化

第6章 商品管理サブシステムその1
6.1 商品管理サブシステムとは
6.2 テーブル設計
6.3 MySQLによる実装
6.4 MS Accessによる実装

第7章 商品管理サブシステムその2
7.1 この章の範囲
7.2 MySQLによる実装
7.3 MS Accessによる実装

第8章 販売管理サブシステムその1
8.1 販売管理サブシステムの機能と構造
8.2 テーブル設計
8.3 MySQLによる実装
8.4 MS Accessによる実装

第9章 販売管理サブシステムその2
9.1 販売管理情報入力機能における入力誤りの検出
9.2 MySQLによる実装
9.3 MS Accessによる実装

第10章 販売管理サブシステムその3
10.1 レポート一覧
10.2 MySQLによる実装
10.3 MS Accessによる実装

第11章 在庫管理サブシステムその1
11.1 在庫管理サブシステムとは
11.2 在庫管理サブシステムの要件とデータベース設計
11.3 MySQLによる実装
11.4 MS Accessによる実装

第12章 在庫管理サブシステムその2
12.1 この章の範囲
12.2 MySQLによる実装
12.3 MS Accessによる実装

第13章 システム運用方式と運用テスト
13.1 システム運用方式
13.2 運用テストとは
13.3 MySQLによる実装システムの運用テスト
13.4 MS Accessで実装したシステムの運用テスト

第14章 データの活用
14.1 データ活用とは
14.2 データの取込み
14.3 ピボットテーブルによる集計
14.4 ピボットテーブルによる分析

第15章 総合演習問題
15.1 スケジュール調整システム
15.2 所要量計算システム
15.3 履修管理システム
15.4 図書館システム
15.5 成績管理システム(各章演習問題)

付録1 MySQLのインストール方法
1.1 概要
1.2 ダウンロード
1.3 インストール
1.4 Pathの設定
1.5 MySQL for Excel のパスワードの設定
1.6 MySQLのアンインストール

付録2 A5M2インストール方法と使用方法
2.1 概要
2.2 インストール
2.3 起動
2.4 実体の作成
2.5 リレーションシップの作成
2.6 本文のER図に表記を合わせる方法
2.7 図の調整
2.8 DDLの作成

付録3 Meryのインストールと使用方法
3.1 Meryのインストールと設定
3.2 MySQL文での利用方法

付録4 MS Access評価版インストール方法
4.1 概要
4.2 評価版の入手
4.3 インストール
4.4 Accessの最初の起動

付録5 MySQLの使い方
5.1 MySQLによる実装環境
5.2 SQL文の実行方法
5.3 データベースの保存と復元
5.4 ビューによる検索
5.5 MySQL for Excelによる入出力
5.6 本書で使用している高度なSQL文

付録6 MS Accessの使い方
6.1 データベースの作成
6.2 テーブル新規作成
6.3 テーブルのデザインビュー表示
6.4 テーブルのフィールド作成
6.5 テーブル間のリレーションシップ設定
6.6 テーブルのフォーム作成とレイアウト調整
6.7 クエリ作成
6.8 拡張フォームの作成(クエリに対するフォーム)
6.9 項目へのプルダウンメニュー設定
6.10 Excel シートからのインポートによる新規テーブル作成
6.11 既存のテーブルにExcelシートからデータを追加
6.12 レポート作成
6.13 テーブルのレコード一覧フォーム作成
6.14 レコード一覧表示フォームと関連する他のフォームの連携作成
6.15 メインメニュー作成
6.16 レコードの操作ボタン設定
6.17 フィルターの設定によるレコードの選択
6.18 テーブルに対する複数の主キー(PK)の設定方法
6.19 サブフォームの追加方法

参考文献

用語解説表

索引