CMMによるプロセス改善入門

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書籍情報
ISBN978-4-320-09732-2
判型A5 
ページ数192ページ
発行年月2001年05月
本体価格3,300円
CMMによるプロセス改善入門 書影
CMMによるプロセス改善入門

「測れるものは進歩する」とよくいわれる。進歩に定量化,尺度,あるいは指標は欠くことができない。CMMは組織のソフトウェア開発能力の評価を行う仕組みであるがゆえに,発注側から見るとベンダ能力を評価するという面で大きな意味を持ち,他方ベンダ側から見れば自己の開発能力の継続的な向上のために重要な尺度となりうるものである。ソフトウェア開発業務に携わる技術者,管理者は自らのチームの実力を測り,そこから得られる情報を足がかりに継続的に組織能力を磨くことが求められている。
本書は,この分野において永年のCMM評価者としてのコンサルタント経験を持つ著者が,具体的な経験・事実に基づき,CMMを利用した開発プロセスの改善をわかりやすく解説した入門書である。CMMを利用して組織のソフトウェア開発能力の向上を実現すべく,主として計測をベースとした,すなわちさまざまな意味で定量化された事実に基づくプロセス改善とプラクティスが示されている。
我が国ではまだCMMを利用している組織は少なく,評価者も少ない。CMMの実用にはまず組織内に計測の基盤を作るところから始めることが有効のように思える。本書はそのような動きへの貴重な示唆を与えてくれるはずである。(「監訳者のことば」より)
発行元:(株)構造計画研究所
発売元:共立出版(株)

目次

序論

第1章 ソフトウェア管理プロセスとCMM
ソフトウェア開発のプロセス
ソフトウェア管理と組織
何をあなたは待っているのか?

第2章 成熟度レベル
CMMの構成
5段階のCMMレベル
CMMアプローチの利点
キープロセスエリアのコモンフィーチャ
CMMの主要プロセス概念
プロジェクト定義ソフトウェアプロセスに関連する概念
CMMとキープラクティス
プロセスデータの収集と分析
専門的判断の適用

第3章 アセスメントおよび評価者が求めているもの
ソフトウェア開発プロセス
ソフトウェア品質保証活動
アセスメント
CMMに対する誤った認識
事後評価
CMMの目的および組織的な焦点

第4章 プロセス重視
プロセス
結果を求めるプロセス管理
マネジメントの意志決定プロセスのコンポーネント
意志決定行動とゴールの達成
プロセス管理と計測プロセス
我々は何を計測するか?
情報の選択
プロジェクトモデル
計測の概念

第5章 CMMのキープロセスエリアと計測との結合
ソフトウェア開発ライフサイクルとソフトウェアプロジェクト管理の結合
キープロセスエリアと環境との結合
成熟度曲線
キープロセスエリアと計測の結合
指標と課題の定義
「ゴール-質問-尺度」の手法
成熟度上昇マシーン

第6章 計測,属性,データデータ
計測
プロセス属性とデータ
データ収集の4つの構造

第7章 ソフトウェア尺度
なぜソフトウェア尺度が必要なのか?
SEIによって提案されている最小の尺度のセット
不安定性
手戻り作業
尺度-指標表

第8章 ソフトウェア成熟度評価のケーススタディ
はじめに
評価の背景
初期の評価(1995年3月)
テスト準備整備度判断の評価(1995年7月)
最初の運用(1995年8月)
拡張運用テスト(1995年10月)
購入の意志決定に対するソフトウェアの影響(1996年3月)
ケーススタディの結論
謝辞

第9章 おわりに

著者について

訳者付資料:ソフトウェア開発能力評価の現状と流れ

CMM関連用語集

索引