サービスデザイン―フレームワークと事例で学ぶサービス構築― 

書籍情報
ISBN978-4-320-07198-8
判型A5 
ページ数244ページ
発行年月2016年06月
本体価格3,200円
サービスデザイン 書影
サービスデザイン

 ここ数年,欧米の産業界では画一的な物づくりからサービスを含む価値を重視する方向へと動いてきている。そこでは,ユーザが生活する上で必要な様々な要素と製品・システムの機能とを統合化して,サービスとして顧客に提供するための構築方法として,サービスデザインが用いられている。
 本書で紹介している汎用システムデザインプロセスは,個人の直感やセンスに依存することなく,優れたサービスを論理的・システム的にデザインするための手法である。その特徴は以下の通りである。
・属人的な手法を排し,システム的思考に基づく,論理的手法である
・発想,論理性の基となる幅広い知識を学べる
・発想は制約条件により効率的に行い,目利き力を養える
 本書の前半はサービスデザインの考え方やデザイン方法について述べている。また,学生や企業でのサービスデザインの実践例・活動例を紹介している。

目次

理論編

1章 サービスデザインとは

2章 サービスとUX

3章 製品とUX・ストーリー・感情の関係

4章 制約(枠組み)と制約条件

5章 汎用システムデザイン方法

6章 サービスの大まかな枠組み,システムの概要

7章 サービスの要求事項

8章 状況把握(ポジショニング)

9章 システムとユーザの明確化

10章 可視化

11章 評価

12章 汎用システムデザインを活用したサービスデザイン事例


事例編

13章 ITを活用したサービスデザイン戦略(シスメックス)
   ―機器+試薬+サービスの一体化によるサービス価値の提供―

14章 ビジョンシンキングで社会課題解決の仕組みを作る(オムロンヘルスケア)
   ―オムロンの血圧分析サービス MedicalLINK―

15章 オフィス設計サービス(イトーキ)
   ―健康的で生産性の高い働き方をアシストするワークサイズプランニング―

16章 膀胱内尿量測定機器のサービスデザイン(リリアム大塚)
   ―製品の価値を高める顧客視点とサービス―

17章 輸送計画ICTソリューションSaaS TrueLine?(東芝)
   ─顧客の経験価値に着目し,価値の最大化を目指したサービスの提供─
  
18章 体験を重視した短期間で取り組むサービスデザイン(富士通デザイン)
   ─機能単位で考える職種の垣根を越えたチーム連携─

19章 脱コモディティのためのサービスデザイン戦略(今治タオル)
   ─ブランドに特化した脱コモディティ戦略─

20章 家族愛ブランドの実現(ライオン)
   ─衛生予防コンセプト20章の衣料用洗剤HYGIA(ハイジア)事例─

21章 顧客ニーズと価値理解の視座転換,サービス開発視点について(インフォバーン)
   ─抽象的ニーズの可視化と充足状態の理解によるサービスデザイン─

22章 サービスデザインを生む人材育成(シャープ)
   ─サービスデザイ22章ンに必要なスキルと「UX塾」活動の紹介─

23章 UX スキルを向上させるための社内人材育成への取り組み(NEC)
   ─利用者の体験(コト)を考慮することによる魅力的なサービスの創出─