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オムニバス技術者倫理 第2版

書籍情報
ISBN978-4-320-07196-4
判型B5 
ページ数172ページ
発行年月2015年09月
本体価格2,300円
オムニバス技術者倫理 書影
オムニバス技術者倫理

 技術にかかわる事件・事故が頻繁に起こり,生命と安全を脅かす事態を招き始めた。科学技術の負の側面が社会に強く影響を及ぼしている今,技術者が共通して習得すべき能力として「技術者倫理」がクローズアップされ,JABEEの必須教育となっている。
 本書はこの「技術者倫理」を,工学部の学生が将来,実社会で直面するであろう倫理問題(ジレンマ・葛藤)を課題として,身につける内容となっている。
 単なる知識の習得ではなく,実社会で求められる問題解決能力とは何か,倫理的な判断能力とは何かを,学生が実感できるテキストである。
 本改訂において,最も大きな変化は第II部「事例研究」編の分野別構成をなくしたことである。
 これは現在の学科名称が全国的に多様であり,ボーダーラインが明確でなくなっていること,将来にわたり技術者が直面する問題が一つの分野の知識では解決が困難であるため,
多様な事例にふれることが必要であることが理由にあった。
 また,技術者倫理教育において,学生の自立的なケースメソッドの重要度が高いことを重視し,事例の見直しもおこなった。過去の事例や仮想事例を調べ,仮想ジレンマを体験する技術者倫理演習の教材としての活用を効果的にするためである。

目次

第I部 技術者倫理概論

第1章 なぜ技術者倫理を学ぶのか(蔵田伸雄)
1.1 はじめに
1.2 事故を防ぐということ
1.3 技術者の責任
1.4 「専門職」としての技術者の倫理
1.5 リスクと技術者の義務
1.6 企業の一員としての技術者の義務
1.7 まとめ
参考文献

第2章 「倫理」とは(眞嶋俊造)
2.1 「倫理」とは?
2.2 倫理の位置付け
2.3 道徳判断と理由付け
2.4 倫理テスト
参考文献

第3章 倫理的意思決定の方法(岩崎豪人)
3.1 意思決定の必要性
3.2 意思決定を歪めるもの
3.3 よりよい意思決定のために
3.4 意思決定のガイドライン
3.5 まとめ
参考文献

第4章 企業倫理とは何か(竹中章二)
4.1 職業倫理とは何かを理解する
4.2 企業活動とは何かを理解する
4.3 企業倫理とは何か
4.4 企業倫理問題発生のメカニズム
4.5 企業倫理問題を発生させないためにはどうすればいいか?
4.6 まとめ
参考文献

第5章 内部告発を考える(鈴木好夫)
5.1 はじめに
5.2 内部告発から明らかになった事件を考える
5.3 内部告発とその正当性を考える
5.4 公益通報者保護法について考える
5.5 まとめ
参考文献

第6章 ヒューマンエラーと技術リスク(河合秀樹)
6.1 はじめに
6.2 ヒューマンエラーが引き起こす事故例(飲酒運転事故)
6.3 ヒューマンエラーとヒューマンファクター
6.4 ハインリッヒの法則とヒヤリハット
6.5 ヒューマンエラーの分析
6.6 事故事例研究
6.7 ヒューマンエラーを減少させる方法と安全管理
6.8 おわりに
6.9 まとめ
参考文献


第II部 事例研究

第7章 主要事例と解決方法(藤木裕行,溝口光男,安居光國)
7.1 仮想事例(ギルベイン・ゴールド)
7.2 仮想事例(技術者の自律)
7.3 スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故
7.4 ニューヨーク,シティコープ・タワーの補修工事
7.5 雪印乳業食中毒事件
参考文献

第8章 事例概要(青柳 学,板倉賢一,藤木裕行,溝口光男,安居光國)
8.1 六本木ヒルズ回転ドア事故
8.2 渋谷温泉施設爆発事故
8.3 シンドラーエレベータ事故
8.4 フォード・ピント事件
8.5 チェルノブイリ原発事故
8.6 東海村JCO臨界事故
8.7 ボーパール有毒ガス漏れ事故
8.8 カネミ油症事件(PCBおよびダイオキシンの毒性)
8.9 水俣病問題
8.10 Winny事件
8.11 Rootkit事件
参考文献

第9章 その他の事例概要(青柳 学,板倉賢一,藤木裕行,溝口光男,安居光國)
9.1 北海道豊浜トンネル岩盤崩落事故
9.2 タコマナローズ橋崩落事故
9.3 構造計算書偽造問題
9.4 耐火材偽装事件
9.5 上信越道・熊坂トンネルの施工不良問題
9.6 アスベスト被害
9.7 築地市場の移転と土壌汚染問題
9.8 リバティー船破壊沈没事故
9.9 三菱自動車リコール隠し事件
9.10 JR福知山線脱線事故
9.11 電池発火事故
9.12 石油暖房機,ガス湯沸かし器のリコール問題
9.13 VHS開発秘話
9.14 協和香料化学事件
9.15 暗号輸出事件
9.16 福島第一原子力発電所事故
参考文献

付録1  「技術者の自律」のシナリオ
付録2  各学協会の倫理綱領
付録3  技術者倫理関連法令
付録4  学習用図書

あとがき

索引