創発デザインの概念

書籍情報
ISBN978-4-320-07190-2
判型A5 
ページ数196ページ
発行年月2013年10月
本体価格3,000円
創発デザインの概念 書影
創発デザインの概念

「創発デザイン」とは,生物など自然物の創生過程からヒントを得て人工物の設計に応用してゆく技法である。これは製品の研究開発,経営・マネジメントにおける新発想など,多様な場面において,独創的で豊かな発想・意思決定に有効に活用される。本書では,この創発デザインによる製品設計の事例などを交えて,その概念や発想方法をわかりやすく解説する。
概念の理解を最優先し,全ページにわたり見開きに図と文を組み合わせ,数式は極力少なくした。本文2色刷。

目次

序章 2つのデザイン 「創発デザイン」と「最適デザイン」
1.創発への気づき
2.ある開発の回想のなかで
3.デザイン科学の胎動

第1部 デザイン科学と創発デザイン
第1章 創発概論
1-1 創発とは
1-2 創発と要素還元論
1-3 創発の歴史
1-4 創発と多様性
1-5 原子・分子と創発
1-6 生物と創発
1-7 情報技術と創発
1-8 ソフトウェアと創発
1-9 組織と創発
1-10 経済と創発

第2章 デザイン理論
2-1 デザイン科学
2-2 デザイン科学の枠組み
2-3 デザイン知識
2-4 デザイン行為
2-5 デザイン理論とは
2-6 デザイン理論の枠組み─多空間デザインモデル
2-7 デザインにおける多空間
2-8 デザインにおける分析・発想・評価
2-9 デザインにおけるボトムアップとトップダウン
2-10 デザインにおける境界と場

第3章 デザイン方法論
3-1 デザイン方法論とは
3-2 デザイン方法論の枠組み─創発デザインと最適デザイン
3-3 創発デザイン
3-4 最適デザイン
3-5 デザインの過程Ⅰ─概念デザイン
3-6 デザインの過程II─基本デザイン
3-7 デザインの過程III─詳細デザイン
3-8 単峰性問題と多峰性問題
3-9 局所的解探索と大域的解探索
3-10 唯一解と多様解

第4章 デザイナーの思考による創発デザイン
4-1 デザイナー・設計者の思考と創発
4-2 創発デザインにもとづくデザイン法─Mメソッド
4-3 Mメソッドによる概念・基本デザインの事例I─アイウェア
4-4 Step I─アイウェアに関する要素の抽出
4-5 Step II─アイウェアに関する要素の分類
4-6 Step III─アイウェアに関する要素の連関
4-7 Mメソッドによる概念・基本デザインの事例II─ワークデスク
4-8 Step I─ワークデスクに関する要素の抽出
4-9 Step II─ワークデスクに関する要素の分類
4-10 Step III─ワークデスクに関する要素の連関

第5章 コンピューティングによる創発デザイン
5-1 多様解導出システムI─概要
5-2 多様解導出システムII─構造のデザイン
5-3 多様解導出システムIII─動きのデザイン
5-4 多様解導出システムIV─マン・マシンセレンディピティによるデザイン
5-5 マクロインフォマティクスによる形状生成I─概要
5-6 マクロインフォマティクスによる形状生成II─「複雑さ」の定式化
5-7 マクロインフォマティクスによる形状生成III─複雑さの操作と形状生成
5-8 機能の創発I─ Function Synthesis Approachによる多様解の生成
5-9 機能の創発II─ユースケースポイント法による設計解の評価
5-10 機能の創発III─デザイン結果と考察

第2部 創発デザインとソフトコンピューティング
第6章 生物の形態形成や情報処理に学ぶ
6-1 オートマタ
6-2 セルラーオートマタ
6-3 パーコレーション
6-4 Lシステム
6-5 パーティクル・スウォーム
6-6 アント・システム
6-7 免疫システム
6-8 ニューラルネットワーク
6-9 恒等写像モデル
6-10 自己組織化マップ

第7章 生物の進化に学ぶ
7-1 進化的計算
7-2 遺伝的アルゴリズム
7-3 並列・分散遺伝的アルゴリズム
7-4 多目的遺伝的アルゴリズム
7-5 対話型遺伝的アルゴリズム
7-6 遺伝的アルゴリズムを使った複合アルゴリズム
7-7 進化論的戦略
7-8 遺伝的プログラミング
7-9 遺伝的ネットワークプログラミング
7-10 共進化

参考文献
和英索引
英和索引
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