マネジメントの生態学

―生態文化・環境回復・環境経営・資源循環―

マネジメントの生態学
著者 鈴木 邦雄 著
分野 環境科学  > 生物学・生物科学
生物学・生物科学  > 生理・生態学
発売日 2006/02/25
ISBN 9784320056336
体裁 A5・320頁
定価 3,630円 (本体3,300円 + 税10%)
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    内容
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 本書では、生態学を専門とする著者が社会科学系の学部・大学院で20年余にわたって環境のマネジメントを教えてきた経験を踏まえ、自然科学(または社会科学)出身の読者に対して社会科学(または自然科学)の視点からの環境とくに「エコ」について具体的な解説をしている。企業、行政、そしてNPOで環境に関わっている人々が、基本的に理解をしておくべき内容を生態学の基礎から丁寧に説明している。エコシステム、環境コミュニケーション、環境保全林、ビオトープ、ミティゲーション、環境NPO、環境マネジメント、環境保全林、環境戦略、環境経営、自然環境と人間活動、循環型社会などに関心のある方々は、ぜひ読んでいただきたい本である。
 公害・環境汚染から始まった環境問題は、地球環境問題として近年大きな変貌を遂げている。公害の克服、環境規制、エネルギー効率など個別の対応だけではなく、バイオエネルギー、ゼロ・エミッション、循環型社会、環境貢献といった人間活動・社会システムにかかわる革新が指向されている。それらは、共通して、「エコ」という言葉で象徴される生命・自然・地球との関係を見直すことである。「エコ」とは、緑色にすれば良いという誤解もあるが、自然環境・生物環境のメカニズムを社会の仕組みとして取り入れることであり、生態系(エコシステム)・生態学(エコロジー)の概念のことでもある。自然環境・生物多様性に関しても、単に保護していくだけではなく、立場の違いを超えたコミュニケーションと協働による環境をマネジメントすることが必須と解いている。
第1章 学としての[環境]と社会

第2章 自然を資源と考える

第3章 生態学の概念と生態系

第4章 生物とその環境を評価する

第5章 生態環境のマネジメント

第6章 生態リスク回避と環境回復―ミティゲーション―

第7章 人間的な生物環境

第8章 環境コミュニケーション

第9章 企業緑地のマネジメント

第10章 企業と環境戦略

第11章 都市・地域開発と自然環境保全―生態環境計画―

第12章 持続循環型社会と産業エコロジー

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