ヒューマン・エコロジーをつくる

―人と環境の未来を考える―

ヒューマン・エコロジーをつくる
著者 野上 啓一郎 編
分野 環境科学  > 環境科学一般
教科書
発売日 2010/09/01
ISBN 9784320005822
体裁 B5・210頁
定価 3,080円 (本体2,800円 + 税10%)
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ヒューマン・エコロジー(人間生態学)という言葉の解釈は多義にわたる。本書では「安全・安心・快適な人間生活圏と生物圏(大気・土壌・森林等のいわゆる自然環境)との関係を、より健全な方向へと導くための世界観を与えるもの」と新しく定義する。おもに、大学生を読者対象に、従来の区分けされた学問にとらわれることなく、専門分野を異にする複数の研究者により執筆された。ヒューマン・エコロジーの入門書として、また人と環境の未来を考えるための助けとなる書として、活用されたい。

第1章 安全・快適のエコロジー
1.1 都市と田舎:安全・快適・便利を求めて
1.2 最も身近な環境(I):室内環境に快適さや安全性を求めて
1.3 最も身近な環境(II):近隣公園の満足度を求めて
1.4 安全・快適そして人と環境にやさしい住宅の供給
1.5 環境にやさしい食の供給

第2章 生態学から見た風景モザイクと造景:ひとつのヒューマン・エコロジー
2.1 自然生活空間としての「風景モザイク」
2.2 生態学から見た「風景モザイク」
2.3 「風景モザイク」の構成法と造景
2.4 まとめにかえて:いくらかの補足

第3章 環境の評価・保全・修復・浄化技術
3.1 環境リスクの評価と管理
3.2 環境アセスメント
3.3 環境保全・修復・浄化処理技術
  3.3.1 水環境の保全と修復:損なわれやすい身近な環境
  3.3.2 地球温暖化対策のエコロジー
  3.3.3 沙漠化問題
3.4 LCA分析:マイバックとレジ袋の環境負荷を例として

第4章 ヒューマン・エコロジーと法
4.1 環境保全:ヒューマン・エコロジーと行政法
4.2 ヒューマン・エコロジーをめぐる刑事規制

第5章 問いとしてのヒューマン・エコロジー:環境と倫理をめぐって
5.1 環境危機といかに向きあうか:エコ・ブームを超えて
5.2 人間とはなにものか:エコロジーからヒューマン・エコロジーへ
5.3 人間と動物の間:「環境」とのかかわりを手がかりに
5.4 環境の「倫理」:「よく生きる」ことを問いなおす
5.5 死すべきものの倫理:結びにかえて

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